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『建築写真のポイント』。
フォトコンテストの写真撮影ですが、
「どうやれば、見栄えのする写真になりますか?」
そういうお問い合わせをいただきました。
まあ、プロの写真撮影ではありません、
難しく考える必要はないのですが、
それでも、建築写真のポイントは、やはりありますので、
ちょっと解説をしたいと思います。
別に広角キレキレのカメラで撮らなくても、いいのです。
建築写真は、よく実際にはあり得ないほど、
過度に広角を効かせた写真が美しいとされていますが、
私は、あまり好きではないです。
(撮影例 iPhoneで撮影した写真です)
大急ぎで撮ったので、個人的には納得できていないですが、
どの空間でも、最も美しく見える角度や撮影位置というのがあります。
そして、スマホでもデジカメでも、どちらでもいいですが、
縦撮影が良いのか、横撮影が良いのか、これもあるんです。
できれば、両方を撮影してみましょう。
その違いは、撮ってみればわかります。
そして、基本中の基本ですが、
被写体はある程度装飾(デコレーション)をしましょう。
掲載写真のように、ニッチにはしっかり飾りを置く、
テーブルの上も、何もないよりはあった方が見栄えがする、
うまく、インテリアや家具と、空間を調和させましょう。
キッチンなんかは、被写体となるモデルがいればなお良しと言われます。
それから、これも重要です。
撮影アングルを、意識してください。
ハイアングルが良い場合、ローアングルが良い場合、
そして、水平アングルが良い場合と、
うまく撮りながら見比べることも必要です。
空間によって、一番美しく見える視点ポイントがある。
下から煽ってみたり、上からの鳥瞰でやってみたり、
いろいろ試しましょう。
一般的には、水平アングルからやや下ですが、
この際には、壁の垂直を意識するのが、コツです。
簡単です、撮影の際にグリッド線表示で撮影しましょう。
これで、写真のレベルが大きく変わります。
あとは、奥行き感が出るようにとか、
光の入れ方や陰影やら、
こうなってくると、もはやセミプロレベルですが、
そこまでいかなくても、鏡やガラス等には、
撮影者が絶対に映りこまないこと、
そして、何より写真がブレないこと、
美観を損なうような不必要なモノを映しこまないこと、
生活感がどうしても漂うようなモノも、排除すること、
これを守るだけです。
撮影のために、寄せるモノは寄せる、
そして、入れるモノは入れる。
どうぞ、やってみてください。
おっとこれでは、これまでご応募いただいた方は、
大きなハンデとなりますね。
すでにご応募いただいたお客様だけは、
これを意識して、再度撮り直しで再応募しても良しとします。
だったら、若干、期間を延長しないとまずいか、
そんな気がしてきました。
さあ、最後のご応募、お待ちしてます。