株式会社 サンワ興建

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『どのくらい離す』!?

2019.12.19

家づくりを考える上で重要なのは、

建てる土地特有の問題もありますが、

限られた敷地の中で、いかに最大限、

いわゆる敷地の有効活用ってやつです、

無理なく無駄なく、そして採光や通風、

それから、隣の家からどのくらい離せばいいのか、

これをお客様から質問をされることがあります。

 

能代市で言えば、畠町柳町周辺は、

隣りとの家の距離が、ほぼありません。

これはここ特有のお互い様的慣習!?

こういうところは、この慣習にならいますが、

一般的には、最低60センチは確保する、

これは民法によるものと言われています。

(50センチという説もありますが)

 

ただし、実際に建てていく上で、

じゃあ60センチで良いかと言えば、

それは現実問題、難しい。

エアコンの室外機やエコキュート、

ガスやその他など、建物の外に置かれるモノ、

これを含めたクリアランスとなると、

60センチでは、ほぼアウトなんですね。

 

それから、雪国特有の問題として、

落雪の問題が一番大きいです。

自分の家の屋根から、隣に雪が落ちる、

屋根の傾斜と距離によっては、

お隣に超迷惑をかけることがある。

 

ということで、よく採用されるのが、

隣地境界からは、最低3尺は離しましょう、

屋根傾斜によっては、最低その倍の6尺、

あとは周辺環境次第でしょうか。

 

田舎の場合、敷地も広いので、

例えば建物の裏に、車庫や物置、

こうなってくると、軽トラなど車、

余裕で通っていける間隔は欲しいなど、

求められるものは、様々です。

 

離せばいいというわけではない。

でも、近すぎるのもアウト。

どういう暮らしをしていくのか、

将来的に、どうなることが予想されるのか、

敷地の中で、暮らしをイメージしましょう。

そして、配置を決めていく。

建ててからでは、遅いのです。

能代の場合は、まず広いので、

あまり問題になることは少ないですが。

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