昨日の日銀黒田総裁による、
いわゆる金融緩和修正、
あれだけないと言いながら、
このタイミングで、やると発表、
日銀も、実はしたたかだった!?
アメリカのあの影響でしょうけど、
よくわからないという人も、
実際のところ、多いのでは。
私の言葉で解説します。
解釈が違うところもあるかも、
そこはご容赦いただきたいですが、
長期金利のゼロ金利政策の変動幅は、
これまで±0.25%程度であったのを、
これを、±0.5%程度へ変更する、
利上げではないとの発言ですが、
上げ幅の増加が可能となりますので、
市場の反応は、おい実質利上げだろと、
こういう図式ですね。
長期レートに連動するのが固定金利、
短期レートに連動するのが変動金利、
超簡単に端折ると、こうですから、
さあ、マスコミが一斉に、
住宅ローンの固定金利が上がります、
これからは変動だみたいな、
そんな記事も出るというわけ。
あれ、ちょっと前まで、
金利上がるから、変動は危険、
固定が良いんじゃないみたいな、
そんなのが、多かったですよね?
私からすると、失笑モノです。
今回のこの長期金利の変動幅の変更で、
住宅ローンの固定金利の上昇、
まあ、起こるんでしょうけれど、
どのくらい上がると予想するか、
うん、0.1%上がるくらい?
では、変動金利は?
長期レートとは連動しないので、
すぐは上がらないでしょうし、
私は、もう少し下がる予想をします。
はっきりと言えることとして、
ますます変動金利との差が開きますし、
固定金利が鬼のように上がるとは、
ええ、あるわけがない。
短期的に見れば、常に変動有利、
この状態は変わりません。
でも、リスクだなんだとなるのが、
人間ってものなんですよね。
短期と長期、変動と固定、
先のことはわからないわけで、
でもこれって、ぶっちゃけ、
持ち家マンション論争と、
まったく同じなんですよね、
どっちが良いかは、選ぶ人次第、
マジで、これに尽きる。
いずれ短期レートも上がり、
変動金利も大幅に上昇へ、
変動金利が固定金利をも上回る、
変動で借りてる人がヤバいよって、
そんな世の中が来るのかどうか、
私は、しばらく来ないと思う。
そんな世の中って、どんなの?
国民の年収は軽く今の倍以上、
消費税20%でも国民の反対意見なし、
防衛増税、さっさとどうぞ、
バブル景気がかわいく見える、
一般国民レベルでもですね、
金はジャンジャン入るから使う、
それでも大丈夫だろうと、
そんな世の中レベルだよ?
むしろ今回の金融緩和修正、
現実問題として、今すぐ金利を上げるか、
いや、できないと思います。
今回のこれは、含みを持たせただけで、
実際にやるかどうかは別でしょう。
長く続くゼロ金利政策に対する、
世界との方向性の違いのままじゃ、
ちょっとマズいよね的な感じで、
あくまでも、将来的なその道筋まで、
あとは後任が、情勢を判断して、
黒田総裁が退任の花道を作っただけ、
ええ、まわりとの調整なしにね、
突然のサプライズというカタチで。
増税もして、金利も上げて、
それって、マジで今できるの?
やったら終わりです。