株式会社 サンワ興建

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『うまい話はない』。

2012.07.28

なるほどなと、冷静に考えればわかるんでしょうけれど、

世の中には、そうそううまい話なんてのはないわけです。

むしろ、うまい話には必ず裏があるとか、

何らかの理由があると思っていなければいけません。

 

土地についてです。

人気の土地はまず高いですし、すぐに決まります。

迷っている時間はない、他にも欲しい方が行列です。

値段は少々上がっても、ガクンと相場より下がるなんてことは普通ありません。

(よっぽど地主さん側と交渉がうまくいくとかでなければです)

安いのには、理由がある。

間口が狭い、形状が悪い、日当たりが悪い、地盤やその土地の歴史など、

何らかの理由があるはずです。

 

家についてです。

家の値段は本当に正直です。

スペック、設備の違い、工法などの違い、これが値段に顕著に表れます。

何度も言いますが、ローコストでハイクオリティーは、ありえないわけです。

我々も本当に企業努力で頑張りますけれども、

モノにはモノの値段があります、限界というレベルがある。

いわゆる相場の目安といわれる坪単価が極端に安いなんてのは、

ハナから次元の違う話と言いましょうか、家そのものが違うということです。

安いって、安いモノでやるから安いんです。

構造から強度から耐久性から質感から何から、

安くてそれで高いのよりもいいなんて、ありえない話ですよね。

 

食料品の見切り品とか、型遅れの商品などのバーゲンとか、

はじめは高いものでも、残れば値下げが起こります。

これは売れ残ればむしろ困るから、仕入れ額だけでも回収できればOK、

簡単に言えば、そういう仕組みです。

これと家は違うんです。

これから建てる家が、極端にバーゲン価格的に安いって、

そんなうまい話は、キャンペーン的でなければありえない。

たとえ万が一できたとしても、当然市場には出ませんから。

 

安くていい土地なら、残ってるわけがない。

安くて本当に胸を張っていい家なら、むしろ相場がそうならなければおかしい。

そういうことです。

 

今日、この類の話を聞きにいらっしゃったお客様から、

「わかりやすかった」と大変ご好評でしたので、書いてみました。

どうでしょうか、いくらか参考になりましたでしょうか。

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