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『コスパ』。
2013.02.21
早くて安くておいしいというキャッチフレーズ、
ファストフードなど、その典型と言われておりますが、
あくまでも、そのコストパフォーマンスは、そのコスト内でしかない。
100円で食べられるアレだって、100円だから選ぶわけで、
あれが1000円だったら、誰も買いません。
では、家にあてはめて考える、コスパの話です。
もちろん、最高級からローコストまで、幅広いわけです。
では、安くて本当にいいというのはあるのか!?
何ちょらキャンペーン的なボーナス企画でない限り、
普通はありません。
街中を見てください。
建って一年もしないで無残にも汚れている外壁の黒ずみ…。
もっとグレードの上の外壁との違いのすごいこと!
見かけは変わらないように見えるドアや床でも、
細かな部分での配慮や機能の違うこと!
こういう見える部分だけではない。
むしろ、見えない部分で顕著なのが、
ローコスト系の恐ろしい実態です。
基礎や構造体、断熱や気密、その他まあ挙げればキリがない、
家の性能を大きく左右する部分でコストカット、
これが現実に行われている恐怖。
安くて暖かい家。
安くて電気代がかからない家。
安くて地震に強い家。
安くて、いい家。
常識で考えて、できると思いますか!?
家というのは、コストに比例する。
これが持論であり、だからこそ我々の仕事がある。
一生モノの家、見せかけに騙されてはいけない。
まあ、ローコストでいいという考え方を、私は別に否定はしないけど。
自分が住んでも後悔しない家、自分でもそう建てる家、
コスパとは、その中で判断されるべきものだと思っている。
適正価格で、想像以上のパフォーマンスと仕上がり。
私の考えるコスパは、そういうこと。
家というのは、本当に正直です。
かけた愛情と金額の分だけ、きちんと応えてくれるので。