株式会社 サンワ興建

スタッフブログSTAFF BLOG

『固定資産税が1.8倍』!?

2015.11.11

タイトルだけ見れば、ドキッとする人もいるのでは。

今日は、耕作放棄地についての話です。

世界的に、TPP妥結に向け動いていることは、まあ誰もが知るところです。

そこで日本も農業の再生というか、農業の活性化を目指す、

強い農業、儲かる農業、大規模農業への流れを、どうにかしたい、

このほど政府が、耕作放棄地として眠っている、いわゆる使われていない土地、

農地というのは、食糧自給の観点から税金が安かったという歴史、

簡単に言うと、これにメスを入れるというニュースなんです。

耕作放棄地の固定資産税を、現行の1,8倍に引き上げる検討、

まあ、前から言われてきたことですけれど。

田舎ほど、使われていない土地は多い現状。

どちらかといえば、人手不足や後継者不足により、

もうできないから、できれば再開発等の買い上げで買ってほしい、

そこまでは、もう耕しません的な土地が増えています。

本気でやりたい農家にとって、生産性向上のためには、やはり大規模化が大前提、

競争力を高めるには、休耕地である農地を手に入れなければならない。

農地バンクなんてのは、まさにこの考えからスタートしたもの。

しかし、いまいち進まない現実があるのです。

そして迫り来るTPP世界のためにも、もっと改革と緩和へ。

ということで、劇的スパイスの固定資産税アップという流れ。

欲しい人が手に入れやすく、そして国にもお金が入る仕組み。

私には、そう見えてしまう。

まあ、農地は簡単には売買できないことになっていますし、

作るものもだって、何でも好きなようにはいきません。

いやあ、農地法ってのは、難しいですよ。

私なんかは、ほんの一部、農地転用の部分しか知りませんから。

まあ、農業自体が国主導で、ある意味社会主義的なところがあった、

それを、資本主義のグローバル化に耐えうる体制に持っていく、

TPPってのは、こういうところにも影響してくるんですね。

今回の、この耕作放棄地の固定資産税アップの流れ、

みなさんはどう思います!?

PAGE TOP