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『壁画』。
2016.11.10
一昔前は、いわゆる壁面へのアート系というのは、
どうしても世代間で意見が分かれるものでした。
若者世代には、憧れの文化であり、かっこ良いモノ的な、
しかし親世代には、単なる落書きで風紀を乱す的な、
まあ、だからアートなんですが。
それが、最近では様変わりしています。
アメリカのヒップホップやB-BOYに代表される、
そんな類のアートが、堂々と見直されてきたのか!?
田舎の寂しいシャッター街を少しでも明るくしようと、
能代でも、数年前からあれこれ取り組みが行われていますが、
今では、これに行政でも補助金や支援をする時代となりました。
畠町から柳町を見ると、一目瞭然。
さんじゃくんとか、地元にゆかりがあるモノはわかりますが、
バスケの街能代だからなのか、今回NBA的なドーンという壁画、
報道や実物を見た人も多いのでは。
しかし世の中、寛大になったと思うのは私だけでしょうか?
このアートの目的は一体何で、誰に向けたのか?
NBAを否定するつもりはないですが、
能代工業バスケでないのが、私には少々残念です。
コア層を狙って、スラムダンクの山王工業でもよかった。
あ、秋田NHでも面白かったかも。
まあ、アートで町を盛り上げたいという気持ちはしっかり伝わります。
でも、何を描くのかって、難しいですね。
これで富士山とかが書かれれば、おそらく話題にすらなりませんから。
やらないよりは、やったほうがいい。
しかし、上手に描けています。
当然です、国内外で活躍するプロの作品ですもんね。
こういうプロのアートが、能代にあるってこと、
これが大事なんだと思う。
シャッターを提供して、街中をアートに、
う~ん、見てみたい気もする。