全日本実業団対抗女子駅伝ですが、
いろいろと考えさせられることが多かったです。
もちろん、駅伝というのは、
チームのために何が何でもタスキをつなぐという、
そこに、この競技の最大の意味や価値があり、
それゆえに、選手は限界を超えてもチャレンジする、
しかし、それが時として今の時代にそぐわない、
昨日も、とんでもない光景がありました。
地を這ってでも、つないだタスキ。
この選手の心意気と根性は、
もちろん賞賛されるべきであり、
しかし、危険でありその前に止めるべき、
そういう判断もまた、今の時代は正論、
何が正しくて何が間違いなのか、
最近、物事の良し悪しが表裏一体、
どっちでもというケースが増えましたね。
血のにじむような努力と鍛練を積んだ選手でも、
本番で何が起こるのかわからない。
駅伝という競技は、時に恐ろしい結果となりうる。
その危うさがまた、観る側を惹きつけるから、
どこまでも根性丸出しで、例え倒れてもとは、
そういう時代では、もうないことだけは間違いない。
今後の駅伝のあり方の、大きな教訓となったわけですが、
負傷された選手の一日も早い回復を祈りましょう。
しかし駅伝って、本当にすごいですね。
今の世の中に一番無くなったと言われるモノが、
まだこの世界には、脈々と当たり前に存在しています。