驚きでもないですが、驚き!?
大手損保3社が、また住宅向け火災保険の見直し、
こういうニュースが流れました。
いわゆる自然災害等の増加により、
火災保険の払い出しは、右肩上がり。
これにより、火災保険の仕組みは、
大きく変容してきたわけです。
一昔前は、最長35年でかけられた火災保険、
この時代の何が良かったと言えば、
住宅ローンで火災保険をフルカバーできた、
すなわち、35年分の前払いとなるわけですが、
すべて住宅ローンを充てることができたわけです。
契機となったのは、東日本大震災とそれ以降の災害、
これまで通り、最長35年の火災保険では、
保険が成立できなくなるということで、
最長10年に一気に引き下げたわけです。
しかもそれ以降、保険料も毎年アップしている。
これでも、まだ成り立たない、
これが現在ということです。
最長10年に代わる商品タイプ、
これの検討に入ったということ。
おそらく、自動車保険みたいに、
事故なければ据え置き、
事故あれば等級上がるとか、
何かしらの改定があるのでは!?
このように、火災保険の仕組みが変われば、
お客様には、何がデメリットとなるのか?
火災保険が最長10年のケースは、
その後の保険料支払いは、自己負担、
はい、住宅ローンでは10年分だけ、
こういうことです。
11年目に、もう10年分の保険料、
これは自己負担になりますよと、
なかなか簡単に用意できるものでもない。
これがさらに、保険期間が短くなれば、
もっと自己負担が増えるということです。
火災保険をめぐる動きは、
私も取扱いをしておりますが、
腑に落ちない部分が多々ありますね。
ビジネスなので、そこはしかたない!?
私は最長35年の最後の恩恵組です、
今のマイホーム取得者のお客様は、
火災保険だけで見れば、少し気の毒に思います。