『隈研吾大先生のエッセー』。
2020.12.20
日本の建築業界で知らない人はいない、
世界中で、引く手あまたのトップ建築家、
隈研吾大先生の、12/19付の日経新聞のエッセー、
「セルフメイドの空間」が、
実に深く、そして哲学的でした。
大先生のお言葉ですので、
一つ一つに、重みがありますが、
「都会で暮らすこと、働くこと、
何より「集中」が心身ともに、
いかなるストレスを与えていたかを、
今回のコロナが気づかせてくれた。」
「デジタルテクノロジーはすでに、「集中」に
よらずに、効率と幸福をもたらす新しいやり方を
示してくれていた~」
部分的に抜粋しましたけれど、
また、大先生のお言葉を借りれば、
「ハコや都市から出ようとはしなかった」
ということです。
これからはですね、
「集中を反転した先には分散があり~、
ついに脱出する時が来たのである。」
都会至上主義の限界というか、
それだけがすべてではないと、
新型コロナ後の社会は、
これまでの、従前の感覚をですね、
大きく変容させる可能性がある。
田舎に住む者にとっては、
非常に背中を押してもらった、
そういう感じがします。
今こそ、田舎なんだと、
いや、昔から実はそうなんだけど、
時代が、それを認めることはなかった、
カッコつけてただけなんじゃないか?
私なんかは、そういう感覚です。
だから、田舎に戻ったんですけどね。
心と体の豊かさは、都会ではなく、
田舎なんだと、思ったから。
皆さん、大先生のエッセーを、
どうぞ読んでみてください。
今年最後に、一番ダイレクトな、
ガツンという強烈な一発、
やはり建築と哲学は表裏一体なのだと、
私の2020年の最大の収穫は、
これです。
こういう大先生がですね、
我が秋田県の、道の駅おおゆ、
手がけられたって、知ってます!?
奇跡ですよ、本当に奇跡。
(道の駅おおゆ HPより)
あ、写真でしか見たことないけど…。
我が道の駅ふたついと、良い勝負ですな。
(道の駅ふたつい 竣工ドローン空撮)
本当に、いろんな賞をもらっていますが、
この度の、ウッドファーストあきた なる、
木造・木質化建築賞の、最優秀賞も受賞、
おめでとうございます、西方大先生!!
最近ご無沙汰ですが、お元気でしょうか?