国交省の本気度がですね、
私には今イチわかりませんが、
残価設定住宅ローンを後押しすると、
日経新聞に、先日載ってました。
残価設定住宅ローンとは、
超簡単に説明すると、
家を建てる・買う時に、
将来売却する前提で考える、
将来の売却価格分を、
「残価」として設定し、
その金額を除いた残り分を、
毎月の住宅ローンで、
支払っていくと言うもの、
残クレ〇ルファードが、
わかりやすい例として有名です。
まだそんなにお金がない、
そういう若者がですね、
無理して高級車に乗りたいと、
そこで登場するのが残クレ、
よくできたシステムだと思う人も、
いやこれは怖い罠だと思う人も、
大きな危険をはらんでいるのも、
残クレだと言われます。
そう、残価設定住宅ローンも、
最終的に、その時が来れば、
売るか、一括返済かの選択なわけで、
それって、ただ今は結論の先送り、
でも、住む場所ってなれば、
事の大きさ、ヤバくない?
どうしてこうなるの?
はい、住宅ローン商品では、
今、驚愕の50年返済が出たほど、
とにかく高騰する住宅取得価格、
支払い額を抑えようというねらいが、
おそらくあるんでしょうけど、
残価設定住宅ローンでなければ、
住宅を取得できないのであれば、
やるべき買うべきではないと、
私は、そう思う。
そしてこれは、そうこれは、
住宅としての資産価値が高い、
都会であれば成立する話であって、
裏投資目的なマンション購入とかは、
ある意味、メリット出るのかなと、
それ以外には、いやちょっとじゃね?
地方の田舎では、まず無理だと、
普通に考えれば、そうじゃない!?
地方の田舎の人口減少は止まらず、
跡取りもいなくなる家、
その後も、誰も不要となる家、
建てられる家は、ほぼ木造です。
土地建物は存在するけど、
もう古くて、値段なんてつかない、
メンテナンスして長く住める家、
そういう住宅の価値って言っても、
本当に残価なんてのは、残るのか?
不動産が、負動産となってる現実、
解体費用にすらならないケース、
今でも、めっちゃ多いじゃん。
金融機関もですね、
将来のことまで、
そこまで完璧に予測、
できるんでしょうか?
絶対、設定残価割れする案件、
出るでしょ?
トラブルでしょ!?
その時は最悪、保険とかだそうだが、
これ、事件事故のヤバい匂いが、
プンプンします。
そして私が思うのは、
残価設定住宅ローンの怖さ、
それは、将来売却を前提というか、
売って住み替えで対応しますって発想、
歳取ってからのローン借り換えとか、
住み替えとか、全然簡単じゃないからね、
そして慣れ親しんだ実家という概念が、
これは根底から覆されてしまう、
極論、実家はなくなるもんだの世界、
本当にそれでいいのか?的、
そういう寂しさがあります。
まあ、今の世代はシビアで、
親に対し、遺産も何もいらない、
相続関係も何もかも、すべて不要、
実家とか残されればマジで困るから、
生きてるうちに絶対処分してねって、
平気で親に言っているそうだ。
そういう世代だから、
自分たちが子どもに対して、
家も何も残さないという発想、
うん、何の躊躇もなくですね、
残価設定住宅ローン、
やりそうだよねって話。
価値観は、人ぞれぞれ。
人の家庭に口出すなと、
言われれば、それまで。
しかし、やっぱ腑に落ちない。
と考える私は、頭固いんでしょうね。
まあ、リバースモーゲージの、
応用版だと思っていいな、これ。
都会では、ありえるだろうが、
田舎では、将来の担保割れで、
そう簡単には、承認出ないでしょう。
地方田舎の若者のみなさん、
これで自分たちも楽に、
住宅が持てると思ったら、
それは、大きな間違いだと、
私は、そう言っておきたい。
