株式会社 サンワ興建

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『残価設定住宅ローン』!?

2025.12.16

国交省の本気度がですね、

私には今イチわかりませんが、

残価設定住宅ローンを後押しすると、

日経新聞に、先日載ってました。

 

残価設定住宅ローンとは、

超簡単に説明すると、

家を建てる・買う時に、

将来売却する前提で考える、

将来の売却価格分を、

「残価」として設定し、

その金額を除いた残り分を、

毎月の住宅ローンで、

支払っていくと言うもの、

残クレ〇ルファードが、

わかりやすい例として有名です。

 

まだそんなにお金がない、

そういう若者がですね、

無理して高級車に乗りたいと、

そこで登場するのが残クレ、

よくできたシステムだと思う人も、

いやこれは怖い罠だと思う人も、

大きな危険をはらんでいるのも、

残クレだと言われます。

 

そう、残価設定住宅ローンも、

最終的に、その時が来れば、

売るか、一括返済かの選択なわけで、

それって、ただ今は結論の先送り、

でも、住む場所ってなれば、

事の大きさ、ヤバくない?

 

どうしてこうなるの?

はい、住宅ローン商品では、

今、驚愕の50年返済が出たほど、

とにかく高騰する住宅取得価格、

支払い額を抑えようというねらいが、

おそらくあるんでしょうけど、

残価設定住宅ローンでなければ、

住宅を取得できないのであれば、

やるべき買うべきではないと、

私は、そう思う。

 

そしてこれは、そうこれは、

住宅としての資産価値が高い、

都会であれば成立する話であって、

裏投資目的なマンション購入とかは、

ある意味、メリット出るのかなと、

それ以外には、いやちょっとじゃね?

地方の田舎では、まず無理だと、

普通に考えれば、そうじゃない!?

 

地方の田舎の人口減少は止まらず、

跡取りもいなくなる家、

その後も、誰も不要となる家、

建てられる家は、ほぼ木造です。

土地建物は存在するけど、

もう古くて、値段なんてつかない、

メンテナンスして長く住める家、

そういう住宅の価値って言っても、

本当に残価なんてのは、残るのか?

不動産が、負動産となってる現実、

解体費用にすらならないケース、

今でも、めっちゃ多いじゃん。

 

金融機関もですね、

将来のことまで、

そこまで完璧に予測、

できるんでしょうか?

絶対、設定残価割れする案件、

出るでしょ?

トラブルでしょ!?

その時は最悪、保険とかだそうだが、

これ、事件事故のヤバい匂いが、

プンプンします。

 

そして私が思うのは、

残価設定住宅ローンの怖さ、

それは、将来売却を前提というか、

売って住み替えで対応しますって発想、

歳取ってからのローン借り換えとか、

住み替えとか、全然簡単じゃないからね、

そして慣れ親しんだ実家という概念が、

これは根底から覆されてしまう、

極論、実家はなくなるもんだの世界、

本当にそれでいいのか?的、

そういう寂しさがあります。

 

まあ、今の世代はシビアで、

親に対し、遺産も何もいらない、

相続関係も何もかも、すべて不要、

実家とか残されればマジで困るから、

生きてるうちに絶対処分してねって、

平気で親に言っているそうだ。

 

そういう世代だから、

自分たちが子どもに対して、

家も何も残さないという発想、

うん、何の躊躇もなくですね、

残価設定住宅ローン、

やりそうだよねって話。

 

価値観は、人ぞれぞれ。

人の家庭に口出すなと、

言われれば、それまで。

しかし、やっぱ腑に落ちない。

と考える私は、頭固いんでしょうね。

 

まあ、リバースモーゲージの、

応用版だと思っていいな、これ。

都会では、ありえるだろうが、

田舎では、将来の担保割れで、

そう簡単には、承認出ないでしょう。

地方田舎の若者のみなさん、

これで自分たちも楽に、

住宅が持てると思ったら、

それは、大きな間違いだと、

私は、そう言っておきたい。

 

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