株式会社 サンワ興建

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『先を見据える』。

2012.03.05

完成内覧会の話をあまりしていなかったので、

ちょっと語りたいと思います。

 

今回は通常ではなかなか見れない家づくりでしたので、

正直、賛否両論いろいろあったと思います。

まあ、家は最後には住まう人の判断ですので、

気に入った人、これはちょっとと思った人、

真似したい、真似したくない、

もちろんそれぞれだと思います。

 

一つ挙げるとすれば、普通で考えれば1Fに続き間で和室、

今までは、これが当たり前であったところです。

それがあの、1Fにドカンと収納マルチスペース、その上に階段8段登りで和室ですから。

 

実は、きちんと理由があるわけです。

「今は、収納やら隠せるスペース重視」

「しばらくは、すぐに取り出せてすぐにしまえる空間」

「リビングだけで18帖、別に続き間は必要なし」

 

もちろん、きちんと先も見据えております。

階段を8段登るのがきつくなる時期のことです。

まあ、今でも階段を通常より楽に登れるよう、特注仕上げとしておりますが、

はい、この2つの空間が、ちょっと工事をするだけで、逆にできるように仕上げてるんです。

 

これに気付いた人は、プロです(笑)

 

これから十数年近くは、子ども中心の生活。

小さい子どもの、あのかさばるおもちゃ類の山は、どこに片付けるの!?

さらにある程度大きくなってから、リビングで騒がれればTVが聞こえない!!

ゲームしたいとか、もちろんリビングのTVは絶対に譲る気はありません。

ちびっ子ギャング勢には、退散していただく時間が発生するわけです。

中2階の秘密部屋は、そのタイミングで主に子どもが使う部屋となる。

まあ、子ども専用にする気はさらさらありません。

子どもが寝れば、大人の秘密の隠れ家チックな空間へ。

 

家族がつかず離れず、でもそれぞれに満足できるプライベート空間。

この課題をクリアする方法が、あれだったわけです。

 

十数年より先は、大人中心の生活。

わざわざよっこらと登らなくても、1Fで続き間にする予定。

その頃になれば、1Fに子ども関係の収納スペースはいらなくなる。

中2階の収納には、家族それぞれの財産が入ります。

 

その時ばかりが良いだけの家づくりなのではなく、きちんと先を見据えた家づくり。

家族の人数や形態、生活スタイルの変化に、家が対応できること。

「今も良し、先も良し」

すべてに、いろんな仕掛けやねらいがきちんとあります。

 

内覧会は終わりましたので、今あえてその全部を解説する気はさらさらありません。

まあ、本物の家づくりとはこういうことですが、

「あとで是非もう一度見たい」

あまりにも反響、どうしようか…。

限定公開とか、一応リクエストには前向きに検討したいと思います。

どうなるかは、まだ先ですが。

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