株式会社 サンワ興建

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『今さらやめるとは…』。

2013.06.01

言葉を失ったのは、私だけでしょうか!?

昨日の北羽新報さんの記事にありましたが、

私も前に触れた、あの計画がオジャンですってよ。

 

能代市が設置している地場産材活用住宅供給検討委員会、

いわゆる秋田スギをふんだんに使用した小規模モデル住宅、

今年は建設しないとのこと。

 

6月にも着工予定で進んでいたはず。

まあ、設計計画が大幅に広さが縮小されたわけで、

これはまさに予算が合わないことを露骨に露呈、

それでも、広さを縮小してやるとういうこと、

4月で確認していたはず…。

 

この地場産材活用という狙いは、非常に良いんですが、

耐力壁やら構造材やら、外壁材や床材、内装材、

これを全部秋田スギでやろうとすれば、とんでもなくコストアップ、

そんなのは、やる前からわかっている話です。

今さら金額がネックなんて、委員でなくてもそりゃ困惑します。

 

ということで、残念ながらこれからの秋田スギの活用のモデル、

これは見送りになったわけですので、しょうがないです、

たった一部ですが、我々がやります。

ええ、新モデルでね。

 

構造材は、やりません。

(満足できる供給体制が間に合いません)

耐力壁も、やりません。

(ラティスパネル耐力壁は魅力であったんですが…)

外壁でもないです。

(ウッドロングエコ、かっこいいんですがね…)

おっと、ここまでにしておきます。

 

それから、地場ではないハイセンスな仕上げですので、

今回は地場外産材で対応します。

早く地場でも商品化してくれりゃいいのにね。

 

いずれにせよ、木都能代復活への道は、

まだまだ厳しいという現実だけが浮き彫りになっている。

早くしないと、遅れる一方で、その先には淘汰、

待っていていいことなんてない。

そういうことですが。

 

それより、木の香り、木のぬくもりを私が求めるとは、意外でしょ!?

ええ、そんな一面も実はあるんです(笑)

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