どれだけ注意していても、
どれだけ備えていたとしても、
簡単に我々の予測の、はるか上をいってしまう、
自然の猛威を、まざまざと見せつけられた、
今回の台風です。
伊豆大島には、今から10年ほど前に、
一度訪れたことがあります。
山津波とも言われる、山間部の崩落によって、
一気に住宅地が飲み込まれてしまったその姿、
救助するにも、その大量の土砂となぎ倒された木々、
テレビで映し出される、なかなか進まない捜索の光景、
今回の惨劇には、胸がつまる思いです。
こうした自然の猛威を前に、我々はいつまでもなす術がないのか?
そう思わずにはいられない、この数年です。
どれだけ暮らしが豊かになったと言っても、
どれだけ世の中が発達し、暮らしやすくなったと言っても、
あまりにも、無力ではないだろうか?
こうした異常とも思える自然の現象は、
日本だけではなく、世界で起きている。
考えさせられることが、実に多いです。