株式会社 サンワ興建

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『生活スタイルの違い』。

2014.01.03

お正月はいかがお過ごしでしょうか!?

やはり昼間からの酒はとても効き目がバツグンで、

すでに少々バテ気味ではありますが、

まだまだ中間地点、最後まで飲み切ります。

それが正月というものです(笑)

 

しかしまあ何と言いましょうか、

ずいぶんと日本人の生活スタイルというのは、

大きく変化したわけでありまして、

まあそれがいいのか悪いのかは別として、

それによって日本の家も大きく様変わりした、

改めてそう感じるこの正月です。

 

古来、日本の家というのは、

まず長男が跡を継ぐのが通例であり、

お盆や正月、そして冠婚葬祭なんかでは、

多くの親族や仲間が家に集うわけで、

それに対応できる家が求められておりました。

 

いわゆる、二間続きの和室(仏間神棚床の間等々)、

この部屋が最低限必須であり、

なければむしろおかしいんじゃないの!?的伝統、

これが今では、ほぼなくなりました。

 

玄関からまっすぐ廊下を挟み、

居住スペースと客間スペースにわかれる、

いわゆるクラシカル様式(私はそう呼びます)、

これが姿を消したわけです。

 

生活スタイルによって、家も変わる。

時代の流れとともに、当然のようにマイナーチェンジを繰り返し、

その時代とニーズに合ったカタチへと、姿を変える家。

 

くれぐれも言っておきますが、

誰でも、クラシカル様式ができるわけではない。

そういう家は、由緒正しく、きちんとした伝統がある。

そして家にお金がかかっているわけですから。

古さと寒さは別として、改めてそういう家を見て見ると、

学ぶべきところと、技術の高さと素材の良さ、

美しさと気品高さを感じます。

 

そして、また思うわけです。

日本人が忘れかけた、人を思いやり、もてなす心、

そうです、自分たちはさておいて、お客様を優先する、

日本の伝統的な家には、この魂が垣間見えるのです。

すばらしいじゃありませんか。

 

まあ、中には見栄っ張りなんて否定的論調もありますが、

改めて、そういう視点で見ると、ご先祖様のすごさがわかったりする、

それもまた正月の楽しみですね。

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