実に恐ろしいことに、育った環境というのは、
ちょっとやそっとでは変わりません。
今日はそんな話を少々。
私は生まれてずっと、座卓スタイルで育ちました。
ええ、「ダイニングテーボー」なんて生活は、私には無縁であったのです。
何がよくて、今ではダイニングスタイルがこれだけ市民権を得たのか、
お年寄りがいるのなら、百歩譲っていいとしますけれど、
いまだに、ピンときません。
独立してからは、まあこの流行のダイニングという暮らし、
驚くことに、我が家でも存在しているわけですが、
それでもちょっとした抵抗で、我が家のダイニングはですね、
ベンチシートでのダイニングとしております。
なぜか!?
ベンチシートでは、座卓スタイルが可能だからです。
1人掛けのイスでずっと晩酌なんて、私には考えられない。
ダイニングだけれど、座卓ができる暮らし。
つまりは、あぐらができるダイニングというのは、
これは、本当におススメです。
育った環境では、座卓そのものが理解できない、
そういう考え方もあると思います。
家での暮らしは、人それぞれ。
好みに合った家づくりが必要だということです。