株式会社 サンワ興建

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『建築とは』。

2013.01.20

昨日の夜は、久しぶりに考えさせられる時間となった。

そう、NHKの、「SANNA 建築の冒険」、

数多くの日本人建築家の中で、

今最も勢いのある妹島さん、西沢さんのユニットを追ったドキュメンタリー。

見た人、いますかね。

私は、こういうの大好物です。

 

一口に建築家や設計事務所と言うと、

堅苦しいとか、敷居が高すぎるとか、

距離を置きがちなイメージを持たれる人もいるかもしれませんが、

それをさらに助長させるように感じたのは私だけでしょうか!?(笑)

 

世界を代表する名だたる建物がどのように生み出されているのか、

そのほんの一部を特集した内容でしたが、

非常にわかりやすかったのが、新国立競技場のコンペですね。

 

設計者がいて、そして最終選考で選ぶ側がいる。

設計者の想いがどんなに強くても、

それが採用されるかどうかは、また別の話であるということ。

創り手のエゴだけではいけないという強烈なインパクト、

私は特にそう感じましたね。

 

オーダーするお施主様がいて、我々がある。

我々が例えこれでいいと思ったことでも、

お施主様にしてみれば、それは違ったり、

大事なのは、極論で言えば、お施主様のオーダーに応える、

それが最終的に我々の仕事であり、使命であるということ。

 

とは言うものの、これまでと同じものではいけない。

求められるものは壮大さ!?

斬新かつ革新さ!?

独創さではなく、まわりの社会環境になじむこと!?

プライド対プライドみたいな部分がプンプンしてましたよね。

 

いやあ、建築とは奥が深い。

よく、建築は恋愛のようなものだと言われますけれど、

それがいいと感じる人、それではダメと感じる人、

おっと、私なんかが語るのは本当におこがましいので、もうやめますが、

しかし、世界の建築の最先端って、すごい建物!!

これだけは間違いない。

 

でも基本的に、いつもプライバシーは二の次なようです…。

う、うん、とっても住みづらい使いづらいんじゃないかなぁ…。

こういう感覚って、人によって変わります。

自分に合った設計と、自分に合った建物とは何か、

これが重要だということですね。

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