株式会社 サンワ興建

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『昔あった良いモノ』。

2015.11.29

今の家と昔の家を比較するのは、正直難しいところが多い。

よく新築に住んでいると、言われることとして、

「どこでも暖かいんでしょ、うらやましい」

そりゃそうです、造りが違うんですから。

一番大きな違いは、断熱性能の差と、家の大きさ、家族形態。

家に求められるものも、家の使い方も昔と今では違うのです、

ですので、ひとくくりにはできませんが、

じゃあ、すべて昔より今が良いのか!?

ええ、私はそうは思わない。

特に今の時期に、昔の家が良いなと思うのは、

「ストーブ」なんです。

「え!?」

と、思う人もいるかもしれませんが、

薪でも、石油でもどっちでもいいです。

はい、暖房というジャンルでのストーブじゃない。

「ストーブ上での、コトコト鍋調理的な暮らし」、

私はですね、これだけは今の家が勝てないマイナス要素、

いつもそう思っています。

どんなにIHと圧力鍋で調理しても、ストーブでコトコト調理には、

味という観点からも、絶対に勝てない。

ゆっくりと時間をかけて煮込まれたものほど、その差は歴然。

今の家での暮らしで、これができるか!?

専用の薪ストーブでも入れない限り、できないんですよね。

そしてまた、仕事世代共働きには、まずもって不可能です。

時短では、今の暮らしIHの勝利。

じっくりでは、昔の暮らしストーブの勝利。

ストーブの上でほっとかれている鍋のある暮らし、

ストーブの上に陣取るやかんと熱燗のある暮らし、

私は、今の日本が失った悲しい歴史だと思っている。

(注)個人差がありますので、すべて正しいとは限りません。

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